7試合を終えて13位と低迷　早期の監督交代を決断、現地8日中に発表か

　イタリア・セリエAの名門ACミランが、監督交代に踏み切ることが濃厚になった模様だ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、現地時間8日中にもマルコ・ジャンパオロ監督の解任と、ステファノ・ピオリ氏の新監督就任が発表されると報じた。

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　同紙はミランの後任は前インテル監督のルチアーノ・スパレッティ氏が濃厚だとしていた。しかし、インテルとの契約を2021年まで残すスパレッティ氏が、インテルに対して“退職金”として200万ユーロ（約2億4000万円）を要求。これをインテルが突っぱねた上に、ミランには年俸450万ユーロ（約5億4000万円）で22年6月までの契約を要求したため、合意しなかったという。

　ミランはそこでピオリ氏に方針転換。セリエAではサンプドリアも監督交代を模索しており、ピオリ氏にオファーと報じられていたが、ミランが先んじることになったと伝えた。

　ジャンパオロ氏は昨季までサンプドリアを率いて、今回が初の“名門クラブ”での指揮になったが、リーグ開幕から3勝4敗で13位と低迷。10月のインターナショナル・マッチウィークの中断期間に合わせての解任となる。

　一方で、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、ツイッターのトレンドに「#pioliout」のハッシュタグがトレンド入りしているとして、ミランのサポーターが全く歓迎していないともレポートしている。

　監督交代による出直しが濃厚になったミランは、どのような立て直しを見せることができるだろうか。

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