華麗股抜き披露の冨安健洋、伊3大紙が“質・量・技術”を高評価 「議論の余地がない」
敵陣ペナルティーエリア内でラツィオFWコレアの股を抜くアタッカーばりの技術を披露
イタリア1部ボローニャの日本代表DF冨安健洋は、現地時間6日のセリエA第7節ラツィオ戦(2-2)で開幕から7試合連続フル出場を果たした。自身のサイドから攻め込まれて2失点を喫するなど課題もあったが、イタリア3大紙は総じて、日本人センターバックのテクニックとサッカーIQの高さを称えている。
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ホームのボローニャは前半21分、チェコ代表FWラディスラフ・クレイチのゴールで先制。同点とされて迎えた同31分には、元アルゼンチン代表FWロドリゴ・パラシオがポストに当たったこぼれ球を押し込んで勝ち越したが、ラツィオのイタリア代表FWチーロ・インモービレに2ゴールを許し、2-2-のドロー決着となった。
冨安は自身のサイドから攻め込まれて2点を奪われた一方で、攻撃では見せ場を作る。ペナルティーエリア右で縦パスを受け、ラツィオのアルゼンチン代表FWホアキン・コレアとマッチアップ。相手を背負った状態から右足裏でボールをコントロールして反転すると、すかさず右足のアウトサイドキックでコレアの股を鮮やかに抜いて見せた。
イタリア3大紙も冨安には平均点以上の評価を与えている。「ガゼッタ・デロ・スポルト」は「6.5点」を付け、寸評で「頭ではよく考えている」と言及。「コリエレ・デロ・スポルト」もチームトップタイの「7点」とともに、「クオリティー、量、技術。議論の余地がない。必要な時にはずる賢い。輝かしいキャリアが待っている」とポテンシャルの高さを称えた。また、「トゥット・スポルト」も「ボールと足が彼のクオリティーを見せる」と「6.5点」の高評価を付けた。
次節のユベントス戦では、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとのマッチアップも予想される。イタリアの地で成長を続ける冨安から目が離せない。