「ミャンマー戦も実はやろうと…」 森保監督、モンゴル&タジキスタン戦で“秘策”実行も?
6月のエルサルバドル戦で試した3バックをオプションに据えるか
日本代表は7日、さいたま市内で10日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選モンゴル戦(埼玉)と15日に敵地で臨むタジキスタン戦に向けて合宿を開始した。国内組3人と海外組10人の計13人が参加し、練習終了後にはMF久保建英(マジョルカ)が合流。練習前に地元の小学生とミニゲームで交流し、トレーニングは約30分間ランニングとストレッチで調整する軽めのメニューだった。森保監督は短い練習期間のなかで、負けられない2試合において“変化”を加える意向があることを明かした。
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練習後の取材エリアで立ち止まった指揮官は、いつも以上に熱を込めて今回の合宿における目的を話した。これまで絶対的エースとしてチームを支えたFW大迫勇也(ブレーメン)が不在。それでも、立ち上がり当初から作り上げてきた基盤を一段階上げるために“変化”を加えるという。
「今回メンバーをもう少しバリエーションを増やして使ったり、フォーメーションも含めて幅を広げることは考えています。やるかどうかは別にして選択肢として考えられることはいろいろ考えています。実際その試合に向けて何を選択するかということは、変わらないかもしれない。変わらないにしても(W杯予選初戦の9月)ミャンマー戦までにいろいろなことを考えるというのを個人として自分自身もやっていますし、コーチ陣とディスカッションしながら選手のコンディション等々をスタッフで話して試合には向かっています」
9月、W杯予選初戦となったミャンマー戦(2-0)は敵地で白星スタートを切った。負けられない戦いを迎えるにあたっての“準備”として顕著だったのが、6月9日の国際親善試合エルサルバドル戦(2-0)だ。これまでの基盤だった4バックではなく、3度優勝を飾ったサンフレッチェ広島時代に慣れ親しんだ3バックをスタートから選択。今回も3バックをオプションとして採用する可能性はあるようだ。
「ミャンマー戦も実はやろうと思っていましたし、そこはいろんなことをバリエーションというか考えながらその時にできることを選択していきたい」
大迫不在のなか、代表復帰したFW浅野拓磨(パルチザン)やFW鎌田大地(フランクフルト)ら攻撃陣の起用法も鍵。森保監督の采配にも注目が集まる一戦となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)