昨日の敵は今日の友!? メッシ、試合後の粋な“階段対話”に反響「象徴的なイメージ」
セビージャ戦に解消後、敵チーム所属の同胞MFバネガとトンネル内の階段で座って会話
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、現地時間6日のリーガ第8節セビージャ戦で今季初ゴールを挙げ、4-0の快勝に貢献した。華麗な直接FK弾でペナルティーエリア外からの通算100ゴール目をマークして注目を浴びたが、もう一つ話題となっているのが試合後のワンシーンだ。相手チームの同胞MFエベル・バネガとロッカールームへつながるトンネル内で座って話し込む様子がSNS上で拡散され、海外メディアで「激しい競争のあと、友人に戻った」などと報じられている。
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バルセロナは前半27分にウルグアイ代表FWルイス・スアレスの超アクロバティックなオーバーヘッド弾で先制。チリ代表MFアルトゥーロ・ビダル、フランス代表FWウスマン・デンベレと続き、最後はエースのメッシが後半33分に今季初ゴールとなる直接FK弾でダメを押した。
バルセロナにとっては今後に弾みをつける快勝、セビージャにとってはアウェーゲームとはいえ尾を引く大敗となったなか、試合後には微笑ましい光景がスタジアム裏で繰り広げられていた。
ロッカールームへとつながるトンネルの階段では、上半身のユニフォームを脱いだメッシとセビージャのバネガが座り込んで会話していたのだ。2人はメッシが一つ年上だが、同じアルゼンチンのサンタフェ州ロサリオ出身で、代表でも長年共闘してきた。気心知れた仲だけに、先ほどまでピッチ上で戦っていた“敵”との対話も問題はなかったようだ。
スペイン紙「AS」は、「リオネル・メッシとエベル・バネガは象徴的なイメージを打ち立てた」と触れ、メキシコのスポーツメディア「MedioTiempo」も「長年の偉大な友情」と伝えている。
「昨日の敵は今日の友」とはよく言ったものだが、メッシとバネガの堅い絆を示す出来事となった。