香川祭りだ! フランクフルト戦途中出場で華麗に2点を演出 長谷部との日本人ダービー制する

長谷部は中盤で存在感見せるも、数的不利のチームで苦戦

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は13日、ブンデスリーガ第16節、本拠地で迎えたフランクフルト戦でリーグ戦2試合連続となるベンチスタートとなったが、1−1で迎えた前半43分から途中出場。1アシストを記録したほか、3点目の起点になるなどの活躍でチームの勝利に大きく貢献した。試合はドルトムントが4−1で圧勝し、前半戦ホーム最後のゲームを白星で飾った。

 ホームのドルトムントは開始直後から前線からの素早いプレシングですぐさまボールを奪い、フランクフルトの自由を奪った。一方、ワントップのFWセフェロビッチを除く9人が自陣深くまで引いて守るフランクフルトはドルトムントの攻撃を組み立てる中盤のギュンドアン、バイグル、カストロの3人に対してそれぞれマイアー、日本代表MF長谷部誠、メドイェビッチをマンマーク気味に配した。

 波状攻撃を受け、フランクフルトは防戦一方だったが、先制点を奪う。同6分、GKフラデツキーからのパントキック一本で抜け出したFWセフェロビッチが前線でキープすると中央へ折り返す。フンメルスのマークを引きつけながら走りこんだ長谷部はこれをスルーすると、パスを受けたFWマイアーが右足で正確なミドルシュートで放った。フランクフルトにとっては最初のシュートが先制点に結びついた。長谷部は中盤の中央でどっしりと構えて相手のパスの出どころに注意を払いパスコースを消した。攻撃でもカウンター時にはしっかりゴール前まで駆け上がり、間接的とはいえ貴重な先制点に絡む活躍を見せた。

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