復活のチェルシー18歳FW、頭をよぎった“キャリア終焉”を告白 「失望する日々だった」
ハドソン=オドイはアキレス腱断裂を乗り越えて復活 ゴールやアシストでアピール中
今年4月にアキレス腱の負傷で長期離脱を強いられたチェルシーのイングランド代表FWカラム・ハドソン=オドイは、キャリアの終わりも覚悟したと当時の辛い心境を明かした。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
ハドソン=オドイは今年4月、2018-19シーズンのプレミアリーグ第35節バーンリー戦でアキレス腱断裂の重傷を負い、手術を受けてリハビリに励んでいた。
9月にはクラブとの5年契約延長にサインしたハドソン=オドイ。9月25日のリーグカップ3回戦グリムズビー・タウン戦(7-1)でいきなりゴールを決める鮮烈復帰を果たすと、プレミアリーグでは2試合に出場し、いずれもアシストを決めるなどアピールを続けている。
復帰後にハイパフォーマンスを見せているとはいえ、負傷直後はナーバスになっていたようだ。キャリアの終わりも覚悟したと本音を打ち明けている。
「『もう一度、プレーできるんだろうか』。それが最初に思ったことだよ。深刻なことだったのは分かっていた。すごく心配だったよ。でも、家族は僕が再び戻ってこられると信じ続けてくれていた。練習に行くたびに悲しくて、失望する日々だったよ。練習場の外から仲間たちを見ることしかできなかったからね。暗い日々だったけど、同時にポジティブな日々でもあった」
不安とピッチに立てないもどかしさから落ち込んだというハドソン=オドイだが、家族の支えもあってメンタルを保つことができていたようだ。
「カムバックできてとても嬉しいよ。これほど多くのアシストでゴールに貢献できるとは思っていなかった。もっと上達して、さらにゴールを増やせるように続けていきたい」
これまでに経験したことがなかった」という重傷を乗り越えた18歳の若き逸材は、さらなる飛躍を見据えている。フランク・ランパード監督の下で改革中のチェルシーで不動の存在となることができるのか、注目だ。