永井謙佑、大迫の“代役候補”として進むべき道とは? 「一発で狙える時は…」
エース大迫は負傷で未招集…唯一FWで連続招集となった永井の考えは?
日本代表FW永井謙佑(FC東京)が7日、合宿初日に合流した。日本代表は、この日さいたま市内で10日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選モンゴル戦(埼玉)と15日に敵地で臨むタジキスタン戦に向けて練習を開始。国内組3人と海外組10人の計13人が参加し、練習終了後にMF久保建英(マジョルカ)が加わった。今回はエースFW大迫勇也(ブレーメン)が招集外。“代役候補”として期待される永井は、自らの持ち味であるスピードを最大限に生かす心構えだ。
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FW陣の真価が問われる2試合になる。W杯予選に向けて、合宿初日から合流した永井は「今回は(距離が)近かったので助かった」と、約30分間の軽めの調整でも精力的に汗を流した。9月の国際親善試合パラグアイ戦(2-0)とW杯予選初戦となったミャンマー戦(2-0)に続いての招集。途中出場したパラグアイ戦では無得点に終わったが、「前線の選手に求められるのはゴールだと思う。途中から入るにしても、前回のパラグアイ戦はゴールを取れなかったので、しっかりと結果を残したい」と意気込んだ。
今回、絶対的エースで森保ジャパン最多タイの7ゴールを挙げている大迫が負傷のためメンバーから外れた。大会中に負傷した1月のアジアカップでも“大迫不在”で苦戦を強いられる試合は多く、代役発掘はチームにとっての課題となっている。その代役候補として、FW陣のなかで唯一連続招集となった永井は、自身の武器であるスピードで戦うことを誓った。
「いいパスを出せる選手は多い。パス一発で狙える時は自分の良さを最大限に出したい」
2列目を支えるMF南野拓実(ザルツブルク)やMF堂安律(PSV)との連係も向上。イメージは描けている。「裏に抜けたところで中間のポジションを取ってくれるので、背後は狙いやすい」。FC東京時代にチームメートだったMF中島翔哉(ポルト)やMF久保建英(マジョルカ)とのプレーも「問題ない」と言い切った。
絶対に負けられない2連戦で永井は存在感を示すことができるのか。30歳のスピードスターは大迫の穴をしっかりと埋める覚悟だ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)