インテルのコンテ監督、古巣ユベントスの“超えられない壁”に悔恨 「経験の差」
3-1-4-2システムを軸にカウンターでユベントスを脅かすも、交代カードが限られて惜敗
イタリア・セリエAの大一番、現地時間6日の第7節で行われた“イタリア・ダービー”となるインテルとユベントスの首位決戦は、アウェーのユベントスが2-1で勝利した。リーグ開幕からの連勝が6でストップしたインテルのアントニオ・コンテ監督は、イタリア衛星放送局「スカイ・スポーツ」に「経験の差」と敗因を語り、「ユベントスにはいつも負けて残念だ」と古巣への因縁も語った。
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試合は前半4分にユベントスがFWパウロ・ディバラの強烈な左足シュートで先制したが、インテルも同18分にDFマタイス・デ・リフトのハンドで得たPKをFWラウタロ・マルティネスが蹴り込んで同点とした。コンテ監督の代名詞でもある3-1-4-2システムは機能性があり、マルティネスとFWロメル・ルカクを起点にした高速カウンターはユベントスゴールを何度も脅かした。
しかし、後半35分にユベントスの途中出場したFWゴンサロ・イグアインに決勝ゴールを許した。コンテ監督は「私たちも、彼らもゴールを決められる状況だった。ユベントスは持ち得るすべての“大砲”をピッチに送り込んだ」と言及。コンテ監督は負傷により交代枠を2枚使用し、FWアレクシス・サンチェスが前節の退場処分により出場停止だったことで、マルティネスが疲労を溜めた時にはMFマッテオ・ポリターノを送り込まざるを得なかった。ユベントスが交代でパワーアップしたのに対し、切れるカードは少なかった。
それでもコンテ監督は、ユベントスや1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージで1-2の敗戦を喫したバルセロナとの差をこう語っている。
「拮抗した試合だったが、私たちにはやるべきことがたくさん残っていて道のりは長いと示された試合だった。最終的には経験の差が表れた。ディフェンス面では、もっとやれたはずだ。それは、バルセロナ戦でもそうだ。経験のレベル差があった。近道はなく、ユベントスはまだ別のカテゴリーにいる相手だ。勝利のためには、常に限界までを尽くす必要がある」