「ミステリーだ」 バルセロナ監督、デンベレの不可解な“レッドカード判定”に不満
アラウホのPK献上に抗議したデンベレが退場処分 メッシも納得いかない表情
バルセロナはリーガ・エスパニョーラ第8節セビージャ戦に臨み、難敵相手に4-0の大勝を飾った。エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの今季公式戦初ゴールやウルグアイ代表FWルイス・スアレスの鮮やかなオーバーヘッド弾などポジティブな話題が多かったなかで、悪い意味で主役になったのはこの試合の主審だったようだ。
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この日のバルサはメッシ、スアレス、フランス代表FWウスマン・デンベレの3トップで臨んだ。序盤こそフレン・ロペテギ監督率いるセビージャの攻撃の前に押されたもののドイツ代表GKマルク=テア・シュテーゲンの好セーブでしのぐと、前半27分にはポルトガル代表DFネルソン・セメドのクロスをスアレスがオーバーヘッドキック。これがゴール右に収まり、バルサが先制した。
リードとともに主導権を奪ったバルサは前半32分にブラジル代表MFアルトゥールのパスを受けたチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが追加点、その3分後にはデンベレのドリブルシュートで3点差をつけた。後半33分には“真打ち”のメッシが直接FKを難なく叩き込み勝負あり。最高の形で試合を締めた、はずだった。
しかし後半42分、途中出場のDFロナウド・アラウホが相手FWの抜け出しを阻止したとして、マテウ・ラオズ主審は一発レッドの判定を下す。これにスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツやDFジェラール・ピケが抗議していたが、彼らとともに主審に詰め寄ったデンベレまでもがレッドカードを受け、ピケにもイエローカードが提示された。これにはキャプテンのメッシもさすがに納得いかない表情を浮かべたほどだった。
スペイン紙「マルカ」によると、デンベレは主審に対して「すごく悪い(判定)、あんたはすごく悪い」と言ったと報じられる一方で、エルネスト・バルベルデ監督は「デンベレが何を言ったかは分からないが……彼はそんな長い言葉は口にしていない。ミステリーだ」と怪訝そうに話したという。国際Aマッチウィークをはさんだ次節は2人が出場停止となるだけに、バルサにとっては少々後味が悪い大勝劇となった。