「どちらが最も度肝抜く?」 ベイル&ネイマールの「他の惑星から届いたパス」に英注目

トップクラスのプレーを披露したベイルとネイマール【写真:Getty Images】
トップクラスのプレーを披露したベイルとネイマール【写真:Getty Images】

圧巻バナナアシストに超絶ノールックパス…世界トップクラスのプレーに脚光

 レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルとパリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールは、エースとして期待を寄せられながらも厳しい時期を過ごしてきた。しかし、今週末は両者ともに世界トップクラスのプレーを披露。英メディアも「どちらのスターが最も度肝を抜くパスを生み出した?」とスポットライトを当てている。

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 ベイルは今夏にジネディーヌ・ジダン監督から戦力外通告を受けたとして、中国行きやプレミアリーグ帰還が取り沙汰されたが、買い手がつかずに残留。シーズン開幕から負傷者が続出したことで出場機会が巡ってくると、リーガ・エスパニョーラ第3節ビジャレアル戦(2-2)で2ゴールを挙げ、存在感を示していた。

 そして現地時間5日に行われた第8節グラナダ戦(4-2)でも先発を飾ったベイルは前半2分、ボールを受けた右サイドからドリブルで前線に運ぶと、グラナダの守備網を切り裂く左足アウトサイドのクロスを供給。綺麗に回転のかかったグラウンダーのパスは守備陣の間をすり抜け、ファーサイドに走り込んでいた元フランス代表FWカリム・ベンゼマへの先制アシストとなった。

 一方、ネイマールも今夏バルセロナ復帰の噂が過熱し、本人もPSG退団を希望していると報じられたが、最終的に残留。忠誠心のない振る舞いにサポーターの怒りを買い、難しい立場に追いやられていた。しかし、リーグ・アン第5節で126日ぶりの復帰を果たすと、いきなりゴールを奪う活躍を披露。5日に行われた第9節アンジェ戦でも魅せた。

 3-0で迎えた後半45分にネットを揺らし、今季出場5試合で4得点目とゴールを量産。また、話題を呼んでいるのは前半40分のプレーだ。DFフアン・ベルナトから中央でパスを受けたネイマールは左足でトラップしてボールを浮かせると、鋭く反転しながら右足でノールックパスを供給。ボールを受けたベルナトのクロスは相手DFにクリアされ決定機には至らなかったが、ネイマールの閃きが光った。

 英メディア「GIVE ME SPORT」は公式フェイスブックで「ベイルのバナナアシスト。ネイマールのアンビリーバブルなビジョン。他の惑星から届いた2本のパス」と投稿し、記事でも「どちらのスターが度肝を抜くパスを生み出した?」と取り上げている。ベイルのアシストを「インチ単位で完璧なアウトサイドパス」と表現すると、ネイマールのスルーパスは「衝撃的なパス。天才だ!」と絶賛していた。

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