浦和FW興梠、豪快弾の極意告白「工夫一つで…」 アシストの橋岡に辛口評価の理由は?
橋岡のクロスから巧みな動きで同点ゴール 「身長がない分、工夫しないといけない」
浦和レッズのエースFW興梠慎三は、6日のJ1第28節のホームゲーム清水エスパルス戦の前半終了間際にヘディングで貴重な同点ゴールを決めて2-1勝利に貢献した。この試合で唯一のシュートチャンスをものにしたなか、「ゴール前では工夫一つで取れる」と極意を明かしている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
浦和は前半19分にセットプレーから不用意な失点を喫してしまう。その後もボールを持ちながらゴール前に入れない苦しい時間を過ごしたが、一瞬のスキを見逃さなかった。
前半アディショナルタイム、右サイドのMF橋岡大樹にボールが展開されると、そこから鋭いクロスが入る。そのクロスは清水DFファン・ソッコの正面に飛ぶようなボールだったが、それは興梠にとってまさに狙い通りのボール。足が止まるソッコに対して死角から一気に前へ走り込むと、ヘディングシュートをゴール右に流し込んだ。
この試合で、興梠はこれが唯一のシュートだった。浦和の大きな得点源である選手だけに常にマークが厳しいが、1本のシュートを1本決めるのはさすがのエースだ。興梠は「身長がない分、工夫しないといけないですから。普通にセンターバックと競り合ったら絶対に勝てないけど、ゴール前では工夫一つで取れる。その持ち味を出せばいい」と、冷静に振り返った。
興梠はチームでは副キャプテンを務め、主将のMF柏木陽介が負傷離脱している現在は基本的にゲームキャプテンを務める。負傷も抱えながらプレーしているが、弱音を吐くこともなく前線でチームを助けるボールキープを見せ、チャンスを決める。チームメートのFW武藤雄樹は「興梠さんは1本で1本決める。あれを見習いたい」と語る。