「サッカーの神は残酷」 トッテナムGK、“あらぬ方向に曲がる腕”に英戦慄「身震いする」
試合開始早々に負傷交代したGKロリス 「2020年まで戦線離脱する可能性」
トットナムは現地時間5日、プレミアリーグ第8節でブライトンと対戦し、0-3の大敗を喫した。フランス代表GKウーゴ・ロリスは試合開始早々に左手を負傷し途中交代を余儀なくされたが、着地の際に腕があらぬ方向に曲がった瞬間に英メディアは「身震いするような腕の負傷」「サッカーの神様はロリスに残酷」と騒然としている。
1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節のバイエルン・ミュンヘン戦ではホームで2-7と驚きの惨敗を喫し、悪い流れを断ち切るうえで重要な一戦となったが、試合開始早々の前半3分、トットナムは悲劇に見舞われることとなる。
相手DFパスカル・グロスに左サイドを突破され蹴り込まれた場面、想定以上に大きな弧を描いたため、合わせるクロスにはならなかったが、ゴールマウスへと迫る軌道に。ロリスはジャンプしてキャッチを試みたが、体ごとゴールラインを割る可能性があったため、慌てて弾き出す選択をしたが、結果的に詰めていた相手FWニール・モペイに押し込まれてしまった。
その際、バランスを崩したロリスは後ろに倒れ込みながらの着地となったため、左腕が逆関節に曲がる格好に。ピッチで転倒したまま悶絶するロリスはプレー続行が不可能と判断され、酸素マスクを装着され担架で運び出されることになった。戦慄の走るような負傷シーンに英メディアも騒然としている。
英紙「デイリー・ミラー」は「身震いするような腕の負傷」と見出しを打って報じ、「ゾッとする負傷退場」と言及。英メディア「GIVE ME SPORT」は「サッカーの神様はロリスに残酷」と表現し、「最悪な着地により、腕を壊してしまう結果となった」と説明している。
一方、復帰の目処については意見が分かれており、英紙「ザ・サン」は、検査結果が脱臼であったというトットナム公式の声明を引用し、最悪の事態には至らなかったことを主張していた一方、英紙「デイリー・メール」は「ロリスが2020年まで戦線離脱する可能性」と取り上げ、年内の復帰が厳しい見解を示している。今季は絶不調なスタートを切っているトットナムだが、まさしく“泣き面に蜂”な状況を迎えている。