浦和MF橋岡大樹、豪快弾に自画自賛「思い切って…」 先輩も絶賛「今日は橋岡の日」

1ゴール1アシストで勝利に貢献したMF橋岡大樹【写真:高橋学】
1ゴール1アシストで勝利に貢献したMF橋岡大樹【写真:高橋学】

清水戦で橋岡が決勝ゴール、「絶対にシュートだと決めていた」と吐露

 浦和レッズのU-22日本代表MF橋岡大樹は、6日のJ1第28節、清水エスパルスとのホームゲームで1ゴール1アシストの活躍を見せ、2-1の逆転勝利を導く立役者となった。

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 世代別代表ではセンターバックでもプレーしてきたように、守備的な部分に長所を持つ面がある橋岡だが、この日は攻撃で大きく輝いた。先制を許した試合の中で前半41分にはFW武藤雄樹がGKと1対1になる絶妙なスルーパスを通し、これがゴールにならなかった直後の同アディショナルタイムには、FW興梠慎三への絶妙なクロスでアシスト。前半のうちに同点で折り返したことは浦和にとって大きかった。

 そして後半24分、右サイドから一気にゴール前へ斜めに走り込むと、興梠からの浮き球を受けてシュートチャンスを迎える。ここで相手DF松原后がハンドでボールを処理したところを主審が見逃す不運はあったが、同30分には右サイドのペナルティーエリア内45度付近にこぼれてきた浮き球をトラップすると、右足で豪快なボレーを決めて2-1の決勝ゴールになった。この日、浦和が迎えた決定機はすべて橋岡が絡むものだった。

 浦和ユース時代にも橋岡を指導している大槻毅監督は、試合後の記者会見で「彼は去年にホームで清水と対戦した試合で、興梠にクロスでアシストした。しかし、その質は今日のほうがはるかに高いもの。その成長は喜ばしい」と話した。実際、その清水戦のアシストは合わせた興梠の技量がクローズアップされるべきものだったが、この日のアシストは興梠が最も欲しがるポイントへインフロントで正確なボールを出したものだった。

 橋岡は「すごくクロスの練習を積んできたなかで、思い切って足を振ることができた」と、努力の成果だと話す。そして、難しいボールを叩き込んだシュートについても「こぼれると思ったし、絶対にシュートだと決めていた」と続けた。たびたび苦手分野と指摘されてきた攻撃面で、思い切りの良いプレーを心掛けることが結果につながった形だ。

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