「荒々しい大乱闘が勃発」 リバプールとレスターの乱闘騒ぎに英波紋「挑発的な祝福を…」
リバプールが後半ATのPK弾で劇的勝利 試合直後の乱闘騒ぎに英メディア注目
リバプールは現地時間5日、プレミアリーグ第8節のレスター・シティと対戦し、2-1で勝利を収めた。後半アディショナルタイムに元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーが劇的決勝弾となるPKを沈めて8連勝を飾ったが、試合直後に勃発した乱闘騒ぎにスポットライトが当たっている。
開幕から7連勝を飾り首位を走っていたリバプールは、かつて本拠地アンフィールドで指揮を振るったブレンダン・ロジャース監督率いるレスターをホームに迎え撃った。前半40分に速攻カウンターからセネガル代表FWサディオ・マネが先制点を奪うも、後半35分に同点弾を許してしまう。
連勝ストップの空気が漂うなかで迎えた後半アディショナルタイム、マネがペナルティーエリア内で倒されPKを獲得。レスターの選手たちは抗議し、主審がVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)に確認を取り、最終的に判定が覆ることはなかった。キッカーを務めたミルナーが冷静に流し込み決勝弾を決めた。
連勝を「8」に伸ばす劇的な勝利を手繰り寄せたリバプールだが、試合終了直後、レスターFWアジョセ・ペレスがリバプールMFアダム・ララーナとミルナーに掴み掛かる乱闘騒ぎが勃発。オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクらも参戦し、事態は大きくなったが、レスターの選手たちが止めに入り収束を図っていた。
英メディア「スポーツ・バイブル」は一連の騒動を「荒々しい大乱闘が勃発」と取り上げた一方、英紙「メトロ」はペレスが激昂した理由について、ロジャース監督のコメントを紹介。「選手たちによると、ロバートソンが挑発的な祝福を行い、彼を押してきたらしい」と、スコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンの挑発行為がきっかけであることを示唆した。
真相は明らかとなっていないものの、ラスト1分での試合終了直前のPK判定だけあり、苛立ちを抱えていたレスター側と劇的勝利に歓喜を爆発させたリバプール側の感情のギャップが招いた騒動であったことは間違いないだろう。