ベレーザ長谷川&清水×W杯優勝経験者エジミウソン “勝者のメンタリティー”の継承
エジミウソンが「凄いと思ったSB」に挙げたのは…同胞のカフーとロベルト・カルロス
――サッカー以外のことでも構いません。長谷川選手、清水選手はこの機会にエジミウソンさんに聞いておきたいことはありますか?
清水「日本は暑いですか?(笑)」
エジミウソン「(笑)。ブラジルは国土が広いので気候は都市によってまちまちですが、日本くらい暑い場所もありますよ」
長谷川「ブラジルと言えば、ロナウジーニョ選手のイメージがあります。私はロナウジーニョ選手がすごく大好きでずっと見ていたんですが、ブラジルでは小さい頃からポジションを問わず彼のようなボール扱いの練習をしているんですか?」
エジミウソン「私もロナウジーニョは大好きです。現在、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドといった素晴らしい選手がいますが、ロナウジーニョのようにサッカーの楽しさを体現できて、決定的な仕事もできるのは彼しかいなかったと思っています。
ブラジルの子どもたちもロナウジーニョに憧れて、ポジションに限らず一生懸命練習している選手はごまんといます。ただ、あの才能は神に与えられた、彼だけのもの。いくら練習してもせいぜい彼の10%くらいにしか達しないでしょう。シザース一つ取っても、彼と同じように見えるかもしれませんが、彼にしかできない間合い、アクションがあります。私は一緒にプレーして、目の前で見ていたので分かります。彼は特別な選手なんです」
清水「私はサイドバックなんですが、一緒にプレーして一番凄いと思ったサイドバックの選手は誰ですか?」
エジミウソン「すぐに浮かぶのは、ブラジル代表でチームメートだったカフーとロベルト・カルロスです。リスク対応もそうですが、守備を完璧にこなしながら、なおかつ常に攻撃を意識していた。この2人は私の中で特別なサイドバックでした」
長谷川「ロナウジーニョを連れてきてください!(笑)」
エジミウソン「その気持ちはとても大事です。東京オリンピックで優勝することをモチベーションにしてください。優勝したら、私がロナウジーニョを紹介します(笑)」