栄光の“三冠シーズン”に生まれたマイコンのスーパーゴール

　圧巻のスーパーゴールが並ぶなか、栄えある1位に輝いたのはジョゼ・モウリーニョ監督の下、セリエA、コッパ・イタリア。UEFAチャンピオンズリーグの三冠を達成した09-10シーズンの対戦で生まれたゴールだ。

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　敵陣右サイドの深い位置で得たFKのチャンス。キッカーの元オランダ代表MFウェスレイ・スナイデルのクロスからゴール前で混戦となるも、ユベントスが一度クリアする。フワリと高く上がったボールは、ペナルティーエリア手前にポジションを取っていた元ブラジル代表DFマイコンのもとへ。一時代を築いた右サイドバックは、このボールを右太ももでトラップ。浮いたボールに対しユベントスの選手も飛び込んでくるが、一瞬早くマイコンが反応すると、そのままピッチに落とさず、4タッチ目で右足のボレーシュート。美しい弾道の一撃がゴール左隅に突き刺さった。

　いずれ劣らぬスーパーゴールばかりだが、冷静なリフティングから撃ち抜いたマイコンの“20mボレー弾”は圧巻の一言。名GKジャンルイジ・ブッフォンを攻略したという意味でも価値ある一撃であり、歴代1位の称号に異論の余地はないだろう。