移籍後初ハットのチチャリート 決定力を支える「チームのために」という美学

圧巻のゴールショー

 レバークーゼンのチチャリートこと、FWハビエル・エルナンデスが、12日のボルシアMG戦でハットトリックを決めるなどの活躍で5-0の圧勝に貢献した。メキシコ代表ストライカーは、わずか13分間に3ゴールを積み上げる圧巻のゴールショーで今季リーグ二桁となる10ゴールとした。

 脅威の決定力の持ち主は、ゴールに対する固執を持たないと独自の美学を主張した。チチャリートは、ブンデスリーガ公式サイトでこう語っている。

「ハットトリックできることは気持ちがいいよ」

 後半、ストライカーとしてのDNAが目覚めた。1-0で迎えた後半18分、FWキースリングのヒールパスを受けると相手DFをかわし、右足のアウトサイドでゴール左隅に突き刺した。30分にはエリア外から右足でミドルシュートを決めて2点目。その1分後には自陣からのロングボールに抜け出すと、そのままGKとの1対1を冷静に沈めた。わずか13分間でハットトリックを達成。前節に王者バイエルン・ミュンヘンに今季初黒星をつけた強敵を完膚なきまでに圧倒した。

「ボールは僕の家に飾ることになる。僕だけの仕事ではなく、チームとしての成果だからチームメートにサインしてもらうんだ」

 今季マンチェスター・ユナイテッドから移籍してきたチチャリートは、新天地での初ハットの記念にボールを自宅に持ち帰ることを明らかにした。

 

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