名将ベンゲル、世界注目の進路は? アーセナルOBが明言「PSGか日本復帰」
昨夏、22年間率いたアーセナルを離れたベンゲル氏 DFパーラー氏が次なる進路に言及
アーセナルのレジェンドである元イングランド代表DFレイ・パーラー氏は、昨夏に22年にわたる長期政権を終えて同クラブの指揮官を退任したアーセン・ベンゲル氏について、フランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)か日本で監督業に復帰するとの見解を示している。英紙「メトロ」が伝えた。
1995年、96年と日本の名古屋グランパスエイトを率いたベンゲル氏は、96年10月にアーセナルの指揮官に就任。それから2003-04シーズンにプレミアリーグで無敗優勝を達成するなど、リーグ制覇3回、FAカップ制覇7回という数々のタイトルをアーセナルにもたらした。
多くの栄光に導いた稀代の指揮官は、昨夏に近年の成績低下の影響もあって22年間率いたチームを退任。次なる指導の場がどこになるのかが大きな注目を集めているなか、パーラー氏はロンドンで行われたイベントの質疑応答で、プレミアリーグでの監督復帰は想像できないと語り、このような見解を示している。
「もし、アーセンがプレミアリーグに復帰したらびっくりする。ずっと彼は日本に戻るかもしれないと思っていた。Jリーグは常に向上し続けているし、アーセナルに来る前、あそこで非常に良い時間を過ごしたからだ」
その一方で、「私が思うに、彼にとってベストなのはPSG。完璧にフィットするだろうね」とコメント。「彼は絶対にマンチェスター・ユナイテッドには行かない。フランク・ランパードはチェルシーで良い仕事をしているし、ペップ・グアルディオラとユルゲン・クロップの退任はない」と述べ、プレミアリーグでベンゲル氏が他に行きたいと思うクラブはないとし、「おそらくPSGか日本復帰になると思う」と話した。
自分の未来を決断するに至っていないベンゲル氏だが、果たして再びJリーグのピッチでその姿を見られる日は来るのだろうか。プロフェッサーと呼ばれた指揮官が、次なる道としてどんな選択をするのか注目したい。
(FOOTBALL ZONE編集部)