「僕の時代が来る」 二重国籍のチェルシー逸材FW、注目の決断…イングランド代表選出
22歳FWエイブラハム、ナイジェリア代表の道もあるなかでイングランド代表入り
チェルシーは2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第2節でフランスのリールと対戦し、2-1で勝利した。前半22分に先制点を挙げたチェルシーのアカデミー出身FWタミー・エイブラハムだが、大舞台でも結果を残した若者のイングランド代表メンバー入りを巡って注目が集まっている。
エイブラハムは22歳となった2日の試合で、その能力を見せつけた。前半22分、ペナルティーエリア内で相手のマークを外し、浮き球のパスを反転しながら受けると、右足のシュートでゴールネットを揺らし、チームに先制ゴールをもたらした。
チームの勝利に貢献したストライカーは国際舞台での活躍にも期待が懸かるなか、エイブラハムがどの代表チームでプレーするかが話題となっていた。
2017年にイングランドのフル代表の一員として、ブラジルとドイツとの国際親善試合に出場しているエイブラハムは、アンダーカテゴリーでもイングランド代表でプレー。しかし、FIFA(国際サッカー連盟)のルール上、国際親善試合のみの出場であれば、違う国の代表としてプレーが可能になっているため、エイブラハムには自身のルーツであるナイジェリア代表としてプレーできる権利が残っていた。
3日のイングランド代表メンバー発表前、英衛星放送「スカイ・スポーツ」では「僕は両方の国を愛している。両国から求められるということは、チェルシーの一員として良いプレーができているという証明だね。これを続けていくことが大事。僕の時代が来るよ」という本人のコメントを紹介。どちらの代表を選ぶのかという問いに対して、「分からない。まだ決めていないんだ。今はクラブでのプレーに集中している」と胸中を打ち明けていた。
そんななか、ギャレス・サウスゲート監督が率いるイングランド代表は、チェコ代表(11日)、ブルガリア代表(14日)と対戦する欧州選手権(EURO)予選に臨むメンバーを発表。FWハリー・ケイン(トットナム)やFWラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)、FWマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)ら主力クラスとともに、エイブラハムも名を連ねた。
急成長を遂げる若きアタッカーの公式戦デビューに注目が集まる。
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(FOOTBALL ZONE編集部)