「メッシがランプをこすると…」 技あり“股抜きドリブル”に海外感嘆「魔法が戻った」
CLインテル戦の前半10分、MFバレラの股を鮮やかに抜いて本拠地を沸かせる
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、現地時間2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節インテル(イタリア)戦で決勝ゴールをアシストし、2-1の勝利に貢献した。左足内転筋痛から復活したエースは試合序盤に鮮やかな股抜きを見せ、海外メディアも「メッシがランプをこすると、このようなことが起こる」「魔法が戻った」と報じている。
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バルセロナは今季、メッシが右足ヒラメ筋損傷で出遅れたこともあり開幕から低空飛行を続け、リーガ・エスパニョーラでは開幕戦のビルバオ戦(0-1)と第5節グラナダ戦(0-2)に敗れ早くも2敗。第6節ビジャレアル戦(2-1)、第7節ヘタフェ戦(2-0)と2連勝を飾ったなかでCLインテル戦を迎えた。
前半2分に先制を許す苦しい展開のなか、後半13分にチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルのパスからスアレスが同点弾をマーク。そして同39分、敵陣右サイドでボールを受けたメッシはドリブルを開始し、対峙した相手を抜いて一気に加速すると、カバーに来た選手も置き去りにし、ペナルティーエリア手前まで持ち込む。フェイントで中央に持ち出した瞬間、警戒するインテルの選手3人を尻目に横パスを選択。中央にいたスアレスが巧みなトラップから決勝ゴールを決めた。
メッシとスアレスの華麗な“ホットライン弾”は称賛を浴びたが、もう一つ復帰戦で注目を集めているのが前半10分のプレーだ。縦パスを受けたメッシに対し、インテルのスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルが激しくチャージを仕掛けるなか、背番号10はわずかにバランスを崩すもボールは失わず、巧みな左足のコントロールで挟み撃ちに来たイタリア代表MFニコロ・バレラの股下を鮮やかに抜いた。
その後のスアレスとのワンツーが決まらずチャンスにはつながらなかったが、メッシの卓越したテクニックを受け、中南米をカバーするサッカーメディア「BOLAVIP」は「魔法が戻った:メッシは股抜きでカンプ・ノウ全体を目覚めさせた」と見出しを打ち、「インテル戦の序盤、バルセロナの10番を担うキャプテンはバレラに完璧な股抜きを決めた」とレポート。スペイン紙「マルカ」公式ツイッターでも「メッシがランプをこすると、このようなことが起こる」と“魔法”が解き放たれたかのような表現で伝えた。
過去に5人抜きの経験もあるメッシからすれば、容易なレベルかもしれないが、世界のサッカーファンを釘付けにするには十分だった。