ユーベ監督、ネドベド副会長に要求 古巣チェルシーから職人カンテの引き抜きを画策か
サッリ監督はカンテ、ラムジー、ピアニッチで中盤を構成したい意向と英紙報道
ユベントスのマウリツィオ・サッリ監督は、2018-19シーズンまで率いていたチェルシーから、中心選手であるフランス代表MFエンゴロ・カンテを引き抜くプランを温めているようだ。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
チェルシーをUEFAヨーロッパリーグ(EL)に導いたサッリ監督は、今季開幕前に引き抜かれる形でイタリア王者ユベントスの監督に就任した。チェルシーの監督を引き受けた際も、ナポリからイタリア代表MFジョルジーニョを獲得したが、今回も前所属クラブから選手を引き抜きたい考えがあるようだ。
サッリ監督は、カンテを獲得し、ウェールズ代表MFアーロン・ラムジー、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピヤニッチの3選手で中盤を構成したいという。このトライアングルが完成し、ベンチにも多くのクオリティーの高い選手が控えていれば、欧州でも最高の布陣ができると考えているようだ。
もともとサッリ監督は、移籍市場で多くを要求する監督ではなく、自身に与えられた戦力で、練習場からチームを組み立てていくタイプだった。代理人やクラブとの交渉に時間を使うこともしないが、同時にカンテを獲得したいという希望は隠さなかった。パベル・ネドベド副会長にも自身の希望を伝えており、ヨーロッパ最高の中盤を揃えてもらえると信じているようだ。
カンテの獲得には、最低でも移籍金7000万ポンド(約92億円)が必要と考えられるが、ユベントスにとっては十分に捻出が可能な金額だという。チェルシーでは今季就任したフランク・ランパード監督の下で世代交代が進められており、28歳のカンテも彼のキャリアにおける次の章を迎えることも望むかもしれない。
カンテが加入すれば、前人未到のセリエA9連覇を目指すユベントスにとって、大きな後押しになるはずだが、サッリ監督が理想とする顔ぶれを揃えることができるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)