南野の豪快ボレー弾は「完璧な作品」 韓国メディアが“日韓デュオ”の活躍に熱視線
CLリバプール戦、南野とファン・ヒチャンがともに1得点1アシストと輝き放つ
ザルツブルクの日本代表MF南野拓実と韓国代表FWファン・ヒチャンのアジア人プレーヤーが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で躍進している。
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2日に行われたグループステージ第2節のリバプール戦で、南野とファン・ヒチャンはともに1ゴール1アシストをマーク。試合には惜しくも3-4で敗れたが、韓国メディアは2人の活躍を大々的に紹介している。
韓国の総合ニュースサイト「デイリーアン」は、「ファン・ヒチャンと南野拓実の“日韓デュオ”が、ディフェンディングチャンピオンのリバプールを静まらせた」と伝えている。
ザルツブルクは前半36分までに0-3とリードを許す苦しい展開のなか、同39分にファン・ヒチャンがオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクをかわしてゴール。後半11分には左サイドからのファン・ヒチャンのクロスに、南野がボレーシュートで豪快に叩き込んだ。さらにその4分後には、南野がペナルティーエリア右から、ゴール前で待つノルウェー代表FWエルリング・ブラウト・ホランドの同点ゴールをアシストした。
同サイトは、第1節ヘンク戦(6-2)で見せたファン・ヒチャンと南野の活躍にも触れ、「CL第1節のヘンク戦で、ファンは1ゴール2アシスト、南野が2アシストと大活躍した。その勢いはリバプール戦でも光った」と伝え、今回のプレーについては「ファンの正確なクロスから南野の絵に描いたようなボレーシュート。完璧な作品」と称賛していた。
ファン・ヒチャンと南野の活躍が、ザルツブルクをグループステージ突破へ導く原動力となれるのか。今後も注目を集めそうだ。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。