「危うい夜」「弄ばれた」 南野らに翻弄された“最強DF”ファン・ダイク、英紙が辛口評価
CLザルツブルク戦、4-3で辛勝も崩壊したリバプール守備陣に厳しい視線
オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは、リバプールのディフェンスリーダーに君臨し、今年度のバロンドール受賞も期待される現代最強DFだ。しかし、現地時間2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のザルツブルク戦では、その鉄壁の守備を真っ向から崩された。
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リバプールは前半36分までに立て続けに得点を奪い、早々に試合を決めたかに思われた。しかし、そこからザルツブルクの強力攻撃陣がリバプール守備陣に牙を向くことになる。
0-3で迎えた前半39分、左サイドでボールを持ったザルツブルクの韓国代表FWファン・ヒチャンは、ドリブルでペナルティーエリア内に侵入。そこへカバーに入ったのがファン・ダイクだったが、ファン・ヒチャンは鋭い切り返しでマークを外し、右足のシュートでゴールネットを揺らした。
後半11分にはファン・ヒチャンのクロスから南野が鮮やかなボレーシュートを決めて1点差に迫ると、さらに同15分には南野の右からの折り返しをノルウェー代表FWエルリング・ブラウト・ホランドが合わせて同点。ファン・ダイクは南野にプレッシャーをかけていたが、クロスを遮ることはできなかった。
試合はその後、エジプト代表FWモハメド・サラーが勝ち越し弾を決めてリバプールが4-3で辛勝したが、英地元紙「リバプール・エコー」の選手採点で、ファン・ダイクはチームワーストタイの5点と辛口評価を受けた。この日ばかりは、寸評も手厳しいものだった。
「対戦相手は序盤、彼を避けてプレーしていた。しかし、ザルツブルクの先制点の場面ではファン(・ヒチャン)に弄ばれ、その後の3点目のシーンも称賛に値するものではなかった。このオランダ人にしては珍しく危うい夜だった」