浦和MF関根貴大、圧巻の“25m弾丸ミドル” 広州恒大に先勝の殊勲弾「自分でもビックリ」
ACL準決勝第1戦に2-0で勝利 後半30分に鮮やかな一撃で追加点奪う
浦和レッズのMF関根貴大は、2日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦、広州恒大(中国)とのホームゲームで後半に弾丸ミドルを叩き込み、チームの2-0の勝利に大きく貢献。試合後にはマン・オブ・ザ・マッチにも選出された。
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関根は左サイドでスタメン出場すると、積極的に攻撃に関わる姿勢を打ち出した。90分間で放ったシュートはチーム最多タイの4本で、サイドから大いに浦和の攻撃を活性化させたと言える。
そして極めつけが、1-0で迎えた後半30分の一撃だった。コーナーキックのこぼれ球が、ゴール正面からやや左サイドの位置でセカンドボールに備えていた関根のところに飛んできた。そこでワントラップすると、ゴールまで約25メートルの距離から迷いなく右足を強振。ややアウトにかかったシュートがゴール左隅に突き刺さり、2-0とリードを広げる大きな追加点になった。
殊勲のアタッカーは「良いところにボールが来て、良いところに止めて、良いシュートが打てたなという感じで。自分でもビックリしましたけど、ディフェンスは見えていたし、打った瞬間もコースが綺麗に見えていたので、入って本当に良かった」と、笑顔だった。
関根は浦和ユースからトップ昇格した生え抜きで、2017年夏にドイツへ移籍。しかし、度重なる負傷もあり昨季はベルギーのシント=トロイデンでプレーし、今夏に浦和へ復帰した。登録後の初戦となった7月20日のジュビロ磐田戦(3-1)でスタメン出場して勝利を引き寄せたが、それを最後に浦和は一気に不振に陥った。その次の試合から、公式戦14試合でわずか1勝というどん底に沈んでしまう。
そのなかで出場も続けてきた関根は、直近のリーグ戦となった9月28日のサガン鳥栖戦で3-3と引き分けた試合後に「FC興梠という声も聞こえてきた」と、エースFW興梠慎三に得点源が依存している状況を揶揄した言葉に対して、悔しさを露わにした。