「人間離れした守備」 アトレティコGKの超絶セーブに海外騒然「これすら基本のストップ?」
窮地を救った守護神オブラクに称賛 「通常通りの奇跡を起こした」
アトレティコ・マドリードは現地時間1日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)第2節でロコモティフ・モスクワと対戦し、2-0と勝利を収めた。敵地で完封勝利を達成したアトレティコだが、守護神のスロベニア代表GKヤン・オブラクが披露したスーパーセーブに、海外メディアがスポットライトを当てている。
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アトレティコは今夏、エースのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンがバルセロナへ移籍したものの、積極的かつ的確な補強を行い、盤石な状況で新シーズンを迎えた。この一戦でも手堅い試合運びを見せ、後半3分にポルトガル代表FWジョアン・フェリックスが先制点を奪うと、後半13分にはガーナ代表MFトーマス・パーティが追加点を決めた。
守備面でも堅実さを誇示し、無失点で勝ち点3を獲得。海外メディアは守護神オブラクのパフォーマンスに脚光を当てている。
注目を集めているのは0-2で迎えた後半28分、相手のカウンターを受けた場面で、クロスのコースが変わり、フリーで構えていた相手MFグジェゴシュ・クリホビアクがゴール前でボレーシュートを放つ。しっかりとミートした一撃となったが、オブラクが瞬時に反応してブロック。こぼれ球を拾われ再び至近距離からシュートを放たれたが、これも見事に弾き出し窮地を救ってみせた。
スロベニアメディア「SiolNET Novice」は、「ヤンが人間離れした守備で世界に旋風。一体何を言えばいい?」と見出しを打って報じ、「スロベニアの壁が立ちはだかった」と母国の英雄に称賛を送っていた。また、スペイン紙「マルカ」は「これすら基本のストップなのか? 無慈悲なオブラク」と取り上げ、「通常通りの奇跡を起こしてみせた」と脱帽している。
同紙は9月28日のリーガ・エスパニョーラ第7節レアル・マドリード戦(0-0)で大ピンチを迎えた際も、オブラクのスーパーセーブで失点危機を回避していたが、試合後にオブラク自身が「GKにとっては基本的なシュートストップ」と淡々と振り返っていたことを引き合いに出していた。今や世界最高のGKの1人と評価されているオブラクだが、トップクラスの実力をCLの舞台でも遺憾なく発揮してみせた。