サラゴサ香川、日本代表招集は「不確定要素」と地元メディア指摘 2試合欠場の可能性

日本代表MF香川真司【写真:Noriko NAGANO】
日本代表MF香川真司【写真:Noriko NAGANO】

日本代表に招集された場合はヌマンシア戦とフエンラブラダ戦を欠場へ

 スペイン2部レアル・サラゴサの日本代表MF香川真司は今季、加入1年目から主力としてチームを牽引している。そんななか、スペイン地元メディアは香川が代表招集を受けた場合の影響を指摘。香川不在時のオプションとしてのプランに言及した。

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 日本代表は次の国際Aマッチウィークでカタール・ワールドカップ(W杯)予選に臨み、10日にホームのモンゴル戦、15日にアウェーのタジキスタン戦が予定されている。サラゴサで好パフォーマンスを見せている香川の招集は、現実的な選択と言っていい。

 ただ、2部には国際Aマッチウィークに伴う中断期間がなく、招集された場合は13日の第11節ヌマンシア戦、16日の第6節フエンラブラダ戦を欠場することが確定する。押しも押されもせぬ中心選手である香川が離脱することとなれば、影響を受けることは免れない。

 サラゴサの地元メディア「スポルト・アラゴン」は「サラゴサには香川真司の代表招集について、不確定要素を抱えている。日本代表は数日中にメンバーを発表するが、リーグ戦で調子を維持している香川は招集される可能性がある」として、チームへの影響に言及。先日の会見で香川が代表への意欲を否定しなかったこともあり、代表招集による離脱を現実的に対策すべき課題と捉え、分析している。

「ここまでサラゴサのスターである日本人選手はチームの主力としてプレーしており、フィジカルも日を追うごとに向上している。香川の存在感と、ビクトル・フェルナンデス監督が採用するダイヤモンド型の中盤によって、他のMFにはあまりチャンスがなく、MFギオルギ・パプナシュヴィリ、MFホルヘ・ポンボ、そして特にMFアルベルト・ソロは埋もれてしまっていた」

 そして、「香川が日本代表に招集されるなら、最も論理的なオプションはソロだ」として、レアル・マドリードから期限付き移籍中の20歳に白羽の矢を立てた。ソロはサラゴサの下部組織出身で、今年1月にレアルに移籍後、すぐにサラゴサに期限付き移籍している有望株だ。同メディアはソロについて、「典型的なトップ下で、相手のライン間で存在感を示すことができる選手」と紹介している。

 一方で、「3選手は解決策となり得るが、ここまで期待されたクオリティーのプレーは見せていない」ともしており、不安が残ることも伝えた。日本代表メンバーの発表は、スペインからも注目を浴びることになりそうだ。

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