「残されたタイトルはACLしかない」 浦和MF関根、“初制覇”へ決意「内容より気持ち」

ACL準決勝前日会見に出席した浦和レッズMF関根貴大【写真:轡田哲朗】
ACL準決勝前日会見に出席した浦和レッズMF関根貴大【写真:轡田哲朗】

広州恒大との準決勝前日会見に出席 「浦和のプライドを持って戦いたい」

 浦和レッズのMF関根貴大は、2日に行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦の広州恒大(中国)戦の前日記者会見に出席し、「浦和のプライドを持って戦いたい」と決意を示した。

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 関根は2017年のACL優勝は、夏にドイツへ移籍したことで経験しておらず、2年間の欧州でのプレーを経て今夏に浦和へ復帰している。そのため、関根個人にとっては初のACL制覇へ向けた戦いとなっている。

 ホームでの準決勝第1戦について、関根は大前提として「勝っても負けても(決勝進出という)結果は決まらない」と話す。だからこそ、強調したのはアウェーゴールや試合結果というよりも、メンタル的な部分についてだった。

「僕たちに残された(今季の)タイトルはACLしかない。次のラウンドに進むことで、リーグにもいい流れを持ってこられる。ホームでやれるなかで気持ちのあるプレーを見せたい。それがどういう結果であれ、そこが大事だと思っているので、浦和のプライドを持って戦いたい。内容よりも気持ちのあるプレーを見せたいし、個人的にはゴールに向かっていくプレーを見せたい」

 左ウイングバックでの出場が予想される関根だが、広州の右サイドバックには全身に入ったタトゥーとハードマークを身上とするプレーから、“中国のセルヒオ・ラモス”の異名を持つ中国代表DFチャン・リンペンが入る可能性もある。日中のプライドをかけた局面での戦いも注目ポイントであり、浦和を勝利に導くうえで重要なマッチアップとなるかもしれない。

 浦和ユース時代に指導を受けた大槻毅監督と、ACL決勝進出をかけた一戦の前日記者会見に選手を代表して出席した関根は、「浦和のプライド」を胸にアジア4強を突破する力強さをピッチ上で表現してくれるはずだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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