PSV堂安、移籍後初ゴールの活躍を指揮官称賛 「とてもスマートなフットボーラー」
ファン・ボメル監督は「落ち着いていて、信頼できる」との堂安評を明かす
オランダ1部PSVの日本代表MF堂安律は現地時間29日、エールディビジ第8節PECズウォレ戦(4-0)に途中出場し、移籍後初ゴールを挙げた。マルク・ファン・ボメル監督もそのプレーを称賛している。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
堂安はオランダ3年目の今季、フローニンゲンでシーズンをスタートしたが、8月27日にPSVへの移籍で合意。同30日に2024年まで契約を結んだことが正式発表され、PSV史上初の日本人選手となった。
今季の先発出場はここまでリーグ第4節フローニンゲン戦(3-1)のみとなっているなか、ズウォレ戦では1-0の後半6分、ポルトガル代表FWブルマに代わって途中出場。オランダ代表FWドニエル・マレンが追加点を挙げ2-0として迎えた同27分、堂安に見せ場が訪れる。
センターサークル付近でボールを持ったオランダ代表FWステフェン・ベルフワインがコンビネーションプレーで突破。ペナルティーエリア内に侵入したところでズウォレ守備陣に囲まれ、右サイドの堂安にパスを出した。堂安は冷静にトラップし、得意とする位置から左足で巻くようなシュートをファーサイドに流し込んだ。
これが堂安にとってPSV移籍後初ゴール。その後、さらに1点を追加したPSVは4得点の快勝を収め、首位アヤックスを同勝ち点で追う2位の座をキープしている。
オランダのサッカー専門サイト「VoetbalPrimeur」は、「マルク・ファン・ボメル監督がリツ・ドウアンを称賛。日本人はズウォレ戦で得点し、再び好印象を残した」として、指揮官の次のコメントを紹介している。
「堂安はとても良い選手で、他の選手のプレーにも好影響を与える。彼は落ち着いていて、信頼できる。どんなプレーをするのか分かっていても、ボールを取れないんだ。とてもスマートなフットボーラーだよ」
また、地元紙「Eindhovens Dagblad」も「素晴らしい攻撃が生まれ、堂安が3点目の創造者となった」と綴り、ポジティブに報じた。着実に周囲からの信頼を積み上げている堂安だけに、早期のレギュラー確保にも期待が高まる。