ロナウジーニョ、3人抜き&ループの“ファン目線映像”に再脚光 「決して色褪せない」
2007年のビルバオ戦、華麗なドリブルからのループシュートでカンプ・ノウを沸かす
元ブラジル代表MFロナウジーニョは、フットボール界でも歴代随一のテクニシャンとして知られる。英メディア「Dugout」は、12年前の2月に行われた試合で変幻自在のドリブルで3人を抜き、バー直撃のループシュートを放った動画を公開。「決して色褪せない」と回想している。
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母国ブラジルのグレミオでプロキャリアをスタートさせたロナウジーニョは、フランス1部パリ・サンジェルマンで名を挙げ、2003年に名門バルセロナへ移籍を果たした。背番号10のユニフォームをまとった天才は、自慢のテクニックを武器にリーガ優勝2回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝1回に導くなど一時代を築いた。
今回、英メディア「Dugout」公式ツイッターが公開したのは、2006-07シーズンの本拠地アスレチック・ビルバオ戦(3-0)のワンシーンだ。
左サイドのタッチライン際でボールを拾ったロナウジーニョは、インステップでボールを前方に蹴り出して相手のスライディングタックルを回避すると、細かいボールタッチでペナルティーエリア内に侵入。カバーに来た選手を含めてマーカー2枚が立ちはだかったが、左→右と鋭く切り返して左側の選手のバランスを崩すと、中央にできたわずかなスペースを直進し、右側から出てきた足もひらりと交わした。
最後は寄せてきたDFとGKをあざ笑うかのように、巧みなチップキックでループシュート。完璧な軌道ながら惜しくもクロスバーを叩いてゴールはならなかったが、本拠地カンプ・ノウは華麗な個人技に大きな歓声に包まれた。
「バルセロナ時代のロナウジーニョのファン映像。決して色褪せない」
「Dugout」の映像はゴール裏からのファン目線で収められており、メインスタンド側からの目線とはまた違った臨場感がある。2018年1月に現役引退を正式発表し、1年半以上が経過しているが、希代のファンタジスタが披露してきた数々の超絶プレーは後世に語り継がれていくはずだ。