マンU監督、不発に終わったFW補強事情を“弁明” 「我々が求める選手はいなかった」
ルカクとサンチェスをインテルへ放出するも、代わりに目立った補強はなし
マンチェスター・ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督が注目されるFW陣の補強について言及した。選手獲得の必要性は明白であるとしたうえで、クラブに「相応しい選手」を求めていると語った。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
ユナイテッドは今夏にベルギー代表FWロメル・ルカクを完全移籍で、チリ代表FWアレクシス・サンチェスをローンでともにインテルへ放出。代わりに目立った補強はなく、攻撃陣はやや心もとない布陣となった。
イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードとフランス代表FWアンソニー・マルシアルが揃って負傷離脱したこともあり、選手層の不安がより顕著なものとなった。
来年1月の移籍マーケットで新戦力補強の必要性が指摘されているなか、スールシャール監督も「アレクシスとルカクを放出したんだ。我々が次に獲得を試みるのがフォワードだということは頭脳明晰でなくても分かることだろう」と語り、新たなストライカー獲得に動く可能性を示唆している。だが、今夏はクラブが求める理想の選手が市場には出ておらず、新戦力の見極めは慎重に行っていると明かした。
「我々はクリエイティビティーとゴールを探し求めている。しかし、(新戦力は)相応しい選手でなければならない。獲得可能なストライカーはいたが、我々が求める選手はいなかった。(夏の移籍市場では)我々の求める選手を手に入れることはできなかったんだ。100%の確信を持てなければ、選手を獲得しても意味がない。新たな選手を獲得し、その選手が長くここに残る必要がある。我々が示さなければならないのは、長期を見据えた判断だ」
スールシャール監督は、単なる穴埋め作業としての補強は自身の哲学にないことを強調していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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