「イニエスタ・コネクション」炸裂 ゴール起点の正確ロングクロスにスペイン紙称賛
バルサ時代の同僚フェルマーレンにピタリと付け、折り返しを大﨑が決めてJ1初ゴール
ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、28日のJ1第27節川崎フロンターレ戦で約1カ月ぶりに戦列復帰。後半25分には的確な浮き球のクロスをバルセロナでも同僚だったベルギー代表DFトーマス・フェルマーレンへ通し、DF大﨑玲央のJ1初ゴールの起点となった。スペイン紙「マルカ」は、「イニエスタ・コネクション」と動画付きで伝えている。
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左太もも裏痛で欠場していたイニエスタは川崎戦で戦列復帰し、インサイドハーフで先発出場した。
試合は0-0で迎えた前半44分、神戸の元スペイン代表FWダビド・ビジャが自陣のセンターサークル付近でボールを拾い、前線右サイドのスペースへパス。FW古橋亨梧が反応してドリブルで持ち込むと、マーカー2人を引き付けて中央へ折り返す。これに約50メートルを駆け上がってきたビジャが左足を振り抜き、狭いニアサイドを豪快にぶち抜いて先制のゴールネットを揺らした。
そして後半25分、今度はイニエスタが魅せる。左サイドのタッチライン際でボールを受けると、すぐさまゴール前へクロス。これをフェルマーレンが川崎DF谷口彰悟と競り合いながら折り返し、中央にいた大﨑が嬉しいJ1初ゴールで追加点を奪った。
綺麗なカーブを描きながら、フェルマーレン目掛けて飛んでいく絶妙なクロスで勝負を決める2点目の起点となったイニエスタ。スペイン紙「マルカ」は「イニエスタ・コネクション」と称し、「フェルマーレンは要求し、イニエスタは彼を見た。神戸は以前のバルセロナ・コネクションのおかげで勝利した」と元同僚フェルマーレンの要求に見事に応えるパスを送ったイニエスタを称えている。
リーグ3位の12得点を挙げているビジャ同様、イニエスタの活躍も神戸のラストスパートには欠かせない。