乾貴士、エイバル復帰後初ゴールは取り消しも… 2点目アシストの活躍をスペイン紙評価
一度はネットを揺らすもVAR判定の末にノーゴールに 2分後にアシスト記録
エイバルの日本代表MF乾貴士は現地時間29日に行われたリーガ・エスパニョーラ第7節セルタ戦に先発フル出場。エイバル復帰後初ゴールかと思われたシュートはVARによる判定で取り消されたものの、追加点をアシストし2-0の勝利に貢献した。このプレーぶりについて、スペイン全国紙も評価している。
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セルタ戦で得意とするポジション左サイドハーフに入った乾。4試合連続となるスタメン出場となったなかで、序盤からサイドを突破し、好クロスを送り込んでチャンスを何度も作った。ホームで勢いに乗るエイバルは後半2分にMFエドゥ・エスポージトのループシュートで先制すると、その後は乾の見せ場が連続する。
後半12分には、FWファビアン・オレジャナの右サイドからのクロスを乾が右足で蹴り込み、エイバル復帰後初ゴールが決まったかに見えた。しかし、オレジャナにパスを送ったDFパブロ・デ・ブラシスのプレーでハンドがあったとして、VAR判定の末にゴールは取り消された。
それでも乾は気持ちを切り替えて、2分後に相手のビルドアップをカットして決定機を迎えると、相手GKを引き付けてオレジャナにパス。これをオレジャナが蹴り込んで勝利を大きく引き寄せる追加点をおぜん立てした。
「オレジャナはハンドによって無効にされた乾のゴールを鮮やかにアシストした。その一方で2分後には乾が引きつけ、オレジャナが決める。今回こそゴールで、2-0とした」
スペイン紙「マルカ」は2人のコンビネーションをこう称えるとともに、採点でもオレジャナが3つ星満点、乾にも星2つが付けられる高評価となっている。今シーズンのエイバルはやや低調なスタートとなっていたものの、今シーズン2勝目で順位を11位まで上げた。ホセ・ルイス・メンディバル監督からの信頼も厚いなかで、乾の持ち前のテクニックと経験値の高さはチームにとってやはり欠かせないもののようだ。