77億円で加入のチェルシーMFプリシッチ、“ベンチ生活”に不満 「とても苛立っている」

プリシッチは、苛立ちを募らせているようだ【写真:Getty Images】
プリシッチは、苛立ちを募らせているようだ【写真:Getty Images】

ランパード監督から具体的な指示がないと告白「あまり(アドバイスを)受けていない」

 今夏、ドルトムントからチェルシーに加入したアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチは、苛立ちを募らせているようだ。28日に行われたプレミアリーグ第7節のブライトン戦に2-0で勝利し、フランク・ランパード監督就任後のホームゲーム初勝利を収めたが、ベンチスタートのプリシッチに最後まで出番は訪れず。起用されないことの不満を試合後に口にした。英紙「メトロ」などがコメントを伝えている。

 FIFA(国際サッカー連盟)から移籍禁止処分を受けて、今夏の移籍市場で加入したのが、今年1月に加入が内定していたプリシッチだけだったチェルシー。ベルギー代表MFエデン・アザールがレアル・マドリードへ移籍したこともあり、“ポスト・アザール”として大きな期待を背負っていた。

 しかし、シーズンが開幕してみると、ランパード監督はほとんどの時間で移籍金5800万ポンド(約77億円)をかけて獲得したプリシッチをベンチに置き、ブラジル代表FWウィリアン、イングランド代表MFメイソン・マウントといった選手たちを重宝してきた。

 そうした状況について、プリシッチは「もちろん、とても苛立っているよ。でも、僕はプレーをしたいから、全力を出し続けるよ」と、前を向いた。ランパード監督から何を改善すべきか、アドバイスを受けているかと聞かれると、「あまり受けていない」と答えている。

「彼は、努力を続けるようにと言う。あとは『練習から改善して、先発の座を取り戻せ』ってね。ここでは簡単に試合に出られそうにない。でも、いつだって簡単だったことはないんだ」

 チェルシーに加入後、公式戦6試合の出場にとどまっているプリシッチ。負傷していたイングランド代表FWカラム・ハドソン=オドイも戦列に復帰し、ますます激しくなるポジション争いのなかで、出場機会をつかむことができるだろうか。

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