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ザルツブルク奥川雅也、「ファンタスティック」な今季4点目を現地称賛 「夢のゴール」
南野が欠場したなか、ロングパスに合わせる右足ボレーでチーム3点目を奪う
オーストリア1部ザルツブルクのMF奥川雅也は現地時間28日、リーグ第9節オーストリア・ウィーン戦に先発フル出場し、1得点1アシストで4-1の快勝に貢献した。現地メディアは「夢のゴール」とその活躍を称賛している。
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奥川は今季開幕2試合で連続ゴールを挙げ、14日の第7節ハルトベルク戦(7-2)では今季3点目をマーク。オーストリア・ウィーン戦では日本代表MF南野拓実がベンチスタートとなったなか、奥川が先発出場を果たした。
試合は開始早々にオウンゴールでオーストリア・ウィーンにリードを奪われる展開となった。しかし、前半33分にMFマジード・アシメルのゴールで同点に追い付くと、同43分にはロングパスから右サイドを抜け出した奥川のクロスにマリ代表FWセク・コイタが合わせ、逆転ゴールを決めている。
そして迎えた後半10分、奥川の見せ場がやってくる。センターサークル付近からのロングボールに対して、斜めのランニングでディフェンスラインの裏に抜け出すと、難しい体勢から右足でダイレクトボレー。難易度の高い一撃がネットを揺らし、リードを2点に広げた。
その後もコイタが自身2点目となるチーム4点目を奪い、ザルツブルクは4-1で快勝。今季の成績を8勝1分として、首位を独走している。
オーストリアメディア「weltfussball」は「アシメルと奥川による夢のゴール」として、21歳のアシメルと23歳の奥川が見せた活躍を絶賛。また、「ligaportal.at」は「マサヤ・オクガワはコイタのパスに抜け出し、勝利を手繰り寄せるファンタスティックなゴールを決めた」と描写しており、ゴールの“芸術性”に高い評価を与えている。
ドイツのスポーツ専門メディア「Spox.com」によると、ジョゼ・マーシュ監督は「先制されてもチームは動揺しなかった」と胸を張ると同時に、「オクガワは素晴らしかった」と名指しで称賛もしていたという。首位独走中のザルツブルクには激しいポジション争いもあるが、指揮官へのアピールという意味でも大きな活躍となったようだ。