シティFWスターリング、人種差別疑惑の同僚MFを擁護 「間違っていたとは思わない」
非難する世間に対して理解を示す発言も…「SNSではよりスマートである必要がある」
マンチェスター・シティのイングランド代表FWラヒーム・スターリングが、SNSで人種差別的なコメントの投稿があったと非難されている同僚のポルトガル代表MFベルナルド・シウバを擁護した。英公共放送「BBC」が報じている。
シウバはモナコ時代からチームメートで、プライベートでも仲の良いフランス代表DFバンジャマン・メンディとのツイッター上でやり取りのなかで、メンディの子供時代の写真とスペインやポルトガルで販売されている菓子メーカーのキャラクター「Conguitos」とを比較。これが人種差別的だとして、反人種差別団体「Kick it out」から非難の声が挙がっていた。
イングランドサッカー協会(FA)はこの一件についてシティへ質問状を送り、これに対してシウバは人種差別の意図はなかったと改めて主張。そして当のメンディもシウバをサポートするとし、訴えを起こすことはしないと回答したという。シティのペップ監督もあくまで友人同士でのジョークだったとして、シウバを擁護していた。
そして、人種差別撲滅のキャンペーンに従事する同僚のスターリングも「彼が間違っていたとは思わない」とコメントし、シウバを擁護。その一方で、SNSでの発言には慎重にならなければいけないとも指摘した。
「僕としては彼が間違っていたとは思わないけど、同時に間違っていたと考える人がいることも理解できる。ソーシャルメディアではよりスマートである必要があるんだ。今の時代、僕らが言ったことはすぐにジャッジされることを理解しなければならない。それは本当に悲しい状況だ」
影響力の高いフットボーラーのSNSは瞬く間に世界中に拡散されるだけに、本人の意図とは違った形で広まっていく危険性をはらんでいる。自身も人種差別の被害に苦しむスターリングは“ジョークだった”とするシウバに理解を示しつつも、より賢く振る舞うことが必要だと警告していた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)