インテルFWサンチェス、初得点&退場のドタバタ劇 「複雑な夜」に英メディア注目
第6節サンプドリア戦で移籍後初ゴールも、シミュレーションで2枚目の警告を受ける
今夏にマンチェスター・ユナイテッドからインテルへと期限付き移籍したチリ代表FWアレクシス・サンチェスが、現地時間28日のセリエA第6節サンプドリア戦(3-1)で移籍後初のスタメン出場を果たした。前半22分には初ゴールを決めるなど活躍を見せた一方で、後半開始直後にシミュレーションの反則で一発退場となるドダバタ劇を演じた。
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サンチェスはアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスとの2トップでスタメン出場。ここまで2試合に途中出場していたストライカーにとっては、新天地で初の先発起用となった。
前半20分にはイタリア代表MFステファーノ・センシがエリア外からミドルシュートを放つと、これがサンチェスの背中に当たってそのままゴールイン。これはセンシの得点と記録されたが、わずか2分後には歓喜の瞬間が訪れる。再びセンシがエリア外からミドルシュートを狙うと、抜け出したサンチェスがゴール前でコースを変えて流し込んだ。待望のインテル移籍後初ゴールとなった。
しかし、“サンチェス劇場”はこれでは終わらなかった。2-0で迎えた後半開始わずか1分、ペナルティーエリア内で倒れたサンチェスのプレーは審判を欺くシミュレーション行為と判断され、イエローカードが提示された。前半43分のイエローカードと合わせ、この試合2度目の警告で退場処分となった。
サンチェスにとってはインテルでの初得点と初退場を同時に迎える一喜一憂の一戦となった。英衛星放送「スカイ・スポーツ」も「サンチェスの複雑な夜」と報じた。また、英紙「マンチェスター・イブニングニュース」も、「アレクシス・サンチェスは2得点(記録上は1得点)したがダイブで退場に。インテルでの忙しない(スタメン)デビュー」と見出しで伝えられている。
出場機会を求めて、今夏8年ぶりにセリエA復帰を果たしたサンチェス。イタリアでの再スタートは前途多難だが、慣れ親しんだ舞台でかつての輝きを取り戻すことができるだろうか。