フランクフルト長谷部、守護神との“戦慄の交錯”に独誌驚愕 「衝撃の瞬間で終わった」
試合終了直前、GKトラップと交錯してピッチに落下 わずかの時間意識を失う事態に…
ドイツ1部フランクフルトは、現地時間27日のブンデスリーガ第6節ウニオン・ベルリン戦で2-1と勝利した。日本代表MF長谷部誠、MF鎌田大地の両日本人選手が先発したなか、試合終了間際に長谷部とドイツ代表GKケビン・トラップが交錯。ピッチに打ち付けられた長谷部は落下後しばらく意識がなかったとされるが、ドイツメディアも「試合は衝撃の瞬間で終わった」と報じている。
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フランクフルトは後半3分、オランダ代表FWバス・ドストのゴールで先制。その後、ポルトガル代表FWアンドレ・シウバが追加点を挙げて2点のリードを奪ったが、後半41分に1点を返され、ホームのウニオン・ベルリンに押し込まれる。なんとか相手の猛攻をしのいで2-1と勝利したが、タイムアップ直前にチームをアクシデントが襲った。
後半アディショナルタイム、パワープレーに転じたウニオン・ベルリンが左サイドから前線へロングフィード。長谷部は上空のボールを視界に捉えながら背走して落下に入ったが、死角から猛ダッシュで飛び出してきた守護神トラップと交錯。ウニオン・ベルリンのスウェーデン代表FWセバスティアン・アンデションを含めた3人がもつれる格好となった。
バランスを崩して肩から落下したトラップはすぐさま立ち上がったが、頭部に衝撃を受けた長谷部はペナルティーエリア内で顔面を押さえて倒れたまま立ち上がれず。その後15秒ほどプレーが続行されたのち、試合はタイムアップを迎えたが、それでも長谷部はピッチに倒れ込んだままだった。
ドイツ誌「キッカー」は「長谷部とトラップの懸念」と題し、「試合は衝撃の瞬間で終わった。ハイボールで衝突し、2人とも負傷した」とレポート。衛星放送「スカイ・スポーツ」ドイツ版は、「“船長”長谷部は落下で少しの間意識を失っていた」と伝えた。
また、ブンデスリーガ専門ニュースサイト「Ligainsider」も「衝突後の負傷」との見出しで、アディ・ヒュッター監督の「マコトは接触後に意識がなかったが、今は少し良くなっている。今後数日の様子を見てみよう」とのコメントを紹介している。幸い大事には至らなかった様子ながら、長谷部は守備の要だけに、フランクフルトにとっても状態が気になるところだ。