鳥栖監督、選手猛抗議のジャッジに苦言 「こんなに納得されないジャッジがあるのか」
鳥栖は2点ビハインドから一時勝ち越すも、DF金井がPKを献上して無念の3-3ドロー決着
サガン鳥栖は28日のJ1第27節で浦和レッズをホームに迎え撃ち、後半アディショナルタイムの同点PKで3-3の引き分けに持ち込まれた。鳥栖の金明輝監督は、双方のゴールシーンを巡って選手たちが猛抗議した試合を振り返り、ジャッジに苦言を呈した。
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まずは浦和が2-1でリードしていた後半29分、鳥栖がセットプレーの二次攻撃からゴール前にロングボールを入れると、FW豊田陽平が胸で落としたボールをFW金崎夢生が蹴り込んだ。この時、村上伸次レフェリーは、アシスタントレフェリーと確認の末にゴールを認めた。最初のロングボールを蹴った時点で金崎がオフサイドポジションにいたが、豊田が触った際にはオンサイドの位置に戻っていた。その確認だったとみられる。
一方で、場内のスクリーンでは金崎がオフサイドポジションにいたことが分かる映像まで流れて画面が切り替わったため、浦和の選手たちは抗議を強めることになった。
続いては鳥栖が3-2とリードして迎えた後半アディショナルタイム、浦和はセットプレーの二次攻撃でゴール前にハイボールを蹴り込むと、空中戦のポジション取りで鳥栖DF金井貢史が浦和DF岩波拓也を押し倒してPKの判定になった。ゴール前の混戦だっただけに、鳥栖は村上レフェリーに猛抗議をしたが、判定はPKのまま。それを浦和のFW杉本健勇が蹴り込んで同点になった。
金監督は試合後の記者会見で、「こんなに両チームから納得されないジャッジがあるのかと。審判のジャッジはリスペクトしますが、(試合が)終わった後に両チームがあんなに入り乱れてあんな感じになるジャッジというのは。僕らもプロで、審判もプロでやっている。難しいと思いますけど、最後にスッキリと納得して終われるようなジャッジをお願いしたい」と訴えた。