「一番緊張した」 浦和FW杉本が意地の“リベンジPK”成功、キッカー担当の舞台裏は?
天皇杯Honda FC戦でPKを失敗したなか、鳥栖戦で価値ある同点PKをマーク
浦和レッズのFW杉本健勇は、3日前の失敗から“リベンジPK”を成功させて、土壇場での引き分けを呼び込んだ。28日にサガン鳥栖と対戦したJ1第27節のアウェーゲームで、後半アディショナルタイムに今季リーグ戦2点目が3-3に追いつく同点ゴールになった。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
浦和は16位の鳥栖と勝ち点4差の15位で試合を迎えた。負傷を抱えながらプレーしてきたエースFW興梠慎三が遠征に帯同するも、当日の状態を見てメンバー外に。それでも浦和は前半に2得点して優位に試合を運んだが、後半に3失点を喫して一気に逆転された。
このままでは勝ち点1差に迫られてしまう後半アディショナルタイム、パワープレーに出た浦和は長身DFたちを前線に上げ、セットプレーの二次攻撃から相手ゴール前にハイボールを入れると混戦のなかでPK判定。そして、キッカーには途中出場の杉本が立った。
興梠の不在、MF阿部勇樹の出場停止、FWファブリシオはすでに交代と、杉本が「キッカーは決まっていなかったし、見てみれば普段に蹴っているような選手がピッチにいなかった」と話したような状況だった。だが、杉本は25日に行われた天皇杯ラウンド16のHonda FC戦で、後半アディショナルタイムにPKを失敗。浦和は試合後にスタジアム出口で選手バスが停車してサポーターからの声を受け止める事態になり、杉本にも厳しい声が飛んでいた。