「素晴らしい時を迎えている」 クロップ監督が「最高の取引の一つ」と称した選手は?
2016年にシャルケから移籍金なしで獲得したマティプに絶大な信頼
リバプールのユルゲン・クロップ監督が、2016年にカメルーン代表DFジョエル・マティプを獲得したことについて「最高の取引の一つ」と語り、28歳のセンターバックの活躍を称賛している。英公共放送「BBC」が報じた。
マティプは前所属のシャルケを契約満了となり、移籍金のかからないフリートランスファーでリバプールに加入した。クロップ体制での補強と言えば、移籍金7500万ポンド(約100億円)で当時のDF史上最高額を更新したオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクや、6700万ポンド(約90億円)でローマから引き抜いたブラジル代表GKアリソンにスポットライトが当たることが多いが、指揮官はそのなかでもマティプの補強は大当たりだったと主張している。
「世界中で高額移籍が行われているが、ジョエル・マティプのような選手をフリートランスファーで契約できたのは信じられないよ。ここ数年の中で最高の取引の一つだろうね」
負傷の多さも目立っていたマティプだが、今年1月からはレギュラーに定着。ファン・ダイクと強力なセンターバックコンビを形成し、リバプールの昨季UEFAチャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献した。今季も定位置を確保し、クラブの開幕ダッシュを支えている。
クロップ監督はマティプを「ずば抜けた選手」と評価。継続性に課題があったことを認めたうえで、ここ数年で格段に成長したと絶賛している。
「ジョエルは今、素晴らしい時を迎えているし、これからも長く続いていくだろう」
高額移籍金によってファン・ダイクやアリソンの活躍ばかりが話題に上るが、リバプールの躍進を語る上ではマティプの存在も忘れることはできないだろう。
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