なぜ香川と久保の“ギャップ”は生まれた? 現地から読み解く背景「明確な理由がある」
サポーターが吐露「タケがどういう人物なのか、皆まだよく分かっていないんだ」
「タケのユニフォームを見ないのには、明確な理由があると思っている。それは、彼が今季終了後にマジョルカを去ることが既定路線だからだ。レアルに戻るか、別のクラブにレンタルされるだろう。あとは、彼の入団会見がなかったというのもある。サポーターはそれをきっかけに購入したりするからね」
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久保は今夏レアル・マドリードからマジョルカに期限付き移籍を果たしたが、買取りオプションが付いていないことから今季限りでの退団が濃厚であること、さらに入団会見が行われていないことで、久保のキャラクターを認知してもらう機会を逸していたことも挙げていた。ビセンテさんの隣にいた友人も「タケがどういう人物なのか、皆まだよく分かっていないんだ」と首を横に振っていた。
香川はマンチェスター・ユナイテッドというメガクラブの看板、名門ドルトムントのスーパースターとしての肩書きに加え、加入後には即主力としてチームをけん引する存在となっている。そして、入団会見では1万人近くを動員し、広報部長は「このクラブの規模では異例と言える。サポーターの心を掴んだ」と振り返っていた。
一方、18歳の久保はスーパーサブから先発の座を目指す最中にあり、今後欧州でキャリアの実績を積んでいくルーキーの立場にあることも、現地における両者の温度差として反映されているのは確かだろう。しかし、久保がマジョルカで結果を出していくことで、その“ギャップ”は着実に縮まっていくはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・城福達也 / Tatsuya Jofuku)
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