16歳新星FWは「バルサの未来」 同僚との華麗な連係プレーに英注目「問題を引き起こした」
ファティがビジャレアル戦で見せたデ・ヨングとのワンツーを英メディア称賛
バルセロナの16歳FWアンス・ファティは16歳298日でデビューを飾ると、ここまでリーグ戦5試合でチーム2位タイの2得点をマークしている。現地時間24日に行われたリーガ・エスパニョーラ第6節ビジャレアル戦(2-1)では途中出場からキレのある動きで存在感を発揮したが、試合終盤の華麗な連係プレーに英メディアも「バルセロナの未来」「守備に無数の問題を引き起こした」と報じている。
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試合は前半6分、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのゴールでバルセロナが先制。同15分にはブラジル代表MFアルトゥールが追加点を奪い、リードを2点に広げる。
ビジャレアルに1点を返され、今季初先発となったエースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが左足負傷により前半だけで交代となったなか、終盤に見せ場を作ったのが8月25日のリーガ第2節ベティス戦(5-2)でクラブ史上2番目の若さでデビューを飾ったギニアビサウ出身のファティだった。
後半33分にウルグアイ代表FWルイス・スアレスに代わって途中出場すると、直後にはドリブルで敵陣へ持ち込み、グリーズマンとのワンツーからいきなりシュートを放つ。その2分後にはペナルティーエリア内でグリーズマンからヒールパスを受け、右足でシュートを打つと見せかけて切り返し、左足を一閃。ボールは惜しくも枠を捉えられなかったが、ファティの鋭いフェイントにはビジャレアルのスペイン代表DFラウール・アルビオルら3人がつられる形となった。
そして後半アディショナルタイムには、左サイドでオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングがマーカー2人を引き連れながらドリブル突破。ファティはタッチライン際でパスを受けると、素早いワンツーで相手選手3人の間を縫い、さらにタックルも華麗に交わしてそのままペナルティーエリア内に侵入。クロスはDFに弾かれて得点には結び付かなかったが、テクニックを見せつけた。
英メディア「caughtoffside」は、「デ・ヨングとの素晴らしい連係プレー」と題し、「短時間でビジャレアルの守備に無数の問題を引き起こし、抜群のクオリティーで驚かせた」とレポート。英スポーツチャンネル「Premier Sports」公式ツイッターも、ファティを「バルセロナの未来」と称し、「デ・ヨングとファティによる偉大なコンビネーションプレー」と伝えている。
28日のリーガ第7節ヘタフェ戦でもファティに出番は訪れるのか、そのプレーに注目が集まる。