「黙って子どもたちにプレーさせろ」 元名古屋FWリネカー、草サッカーの保護者に苦言
保護者たちの振る舞いに対してリネカー氏が持論 「99.9%は的外れ」
かつて名古屋グランパスエイト(現名古屋グランパス)でプレーした元イングランド代表FWギャリー・リネカー氏が、子どもたちの草サッカーに“口出し”する保護者らに対して、苦言を呈している。英公共放送「BBC」が伝えた。
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リネカー氏は、1986年のメキシコ・ワールドカップ(W杯)で得点王に輝くなどイングランド代表通算80試合48得点の結果を残した名ストライカーで、93年と94年に発足当時の名古屋でプレー。Jリーグ通算18試合4得点と大きなインパクトこそ残せなかったものの、世界的スターの元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)らが日本でプレーする先駆けとなったイングランドの英雄だ。
そんなリネカー氏が、「BBC」のポッドキャスト番組「Don’t Tell Me The Score」で、草サッカーをプレーする子どもたちを持つ世の中の保護者たちに向けて、「黙って子どもたちにプレーさせろ」と厳しい言葉を述べている。
「私はサイドラインに立って、保護者らが叫んでいるのを聞いているが、その99.9%は的外れで、子どもたちに悪影響を与えている」
昨年11月にイングランドサッカー協会(FA)は、親になったばかりの保護者たち、ボランティア、コーチや7歳から18歳の選手たちの行動に影響を与えることにより、草サッカーの改善を図ろうというキャンペーンを始めた。イングランドのギャレス・サウスゲート代表監督も、サッカーがどのようにして「若い子どもたちを“人間”に育てることができるか」という観点からサポートの姿勢を見せていた。
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