元ブラジル代表の悪童MF、相手“ノックアウト”のエルボーで物議 「臆病者」「最低のプレー」

パルメイラスMFフェリペ・メロ【写真:Getty Images】
パルメイラスMFフェリペ・メロ【写真:Getty Images】

パルメイラスMFフェリペ・メロ、リーグ戦で左エルボーを相手の胸に繰り出す

 名門パルメイラスに所属する元ブラジル代表MFフェリペ・メロが、またしてもラフプレーで物議を醸すことになった。対戦相手を“ノックアウト”する一撃には「競技を間違えている」「臆病者」と非難が集中している。

 かつてブラジル代表として2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)にも出場したメロだが、同大会の準々決勝オランダ戦では相手MFアリエン・ロッベンに対する踏みつけ行為で退場処分を受けるなど、気性の荒さはたびたび批判の的となってきた。2017年に母国のパルメイラスに復帰以降も、同様の理由で何度か話題となっている。

 今回問題となっているのは、ブラジル全国選手権1部第21節CSA戦でのプレーだ。開始4分が過ぎた頃、ボールを胸トラップして反転しようとしたCSAのFWアレクサンドロの進行方向に対して、左肘を突き出した。ボールにはプレーしておらず、不意を突かれたアレクサンドロの胸にメロの肘がクリーンヒット。呼吸が困難な状況に陥ったが、メロにカードは提示されていない。

 ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」公式ツイッターは「フェリペ・メロとの衝突はおすすめできない」と綴り、このシーンの動画を投稿。返信欄には「この男は競技を間違えている」「臆病者!」「最低のプレー」「いつものことだ…」「もはやサッカーをプレーしていない」と非難の声が殺到しており、ブラジル国内で物議を醸していることが伝わってくる。

 試合は前半6分にパルメイラスが先制し、前半のうちに4点をリード。後半は2点ずつを奪い合い、最終的に6-2で勝利を収めたパルメイラスは、首位フラメンゴに次ぐリーグ2位につけている。好調を維持するなかで、メロのラフプレーは残念な要素となってしまった。

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