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「デビューまで時間がかかって…」 シント=トロイデン伊藤、先輩に続き“待望”の移籍後初出場
国内カップ戦で途中出場 「早く出たいという気持ちが強くあった」
ベルギー1部シント=トロイデンの日本代表MF伊藤達哉が現地時間25日、国内カップ戦の初戦となる同2部OHLルーベン戦(2-0)でベルギーデビューを果たした。後半28分から途中出場。2列目から好機を演出し、存在感をアピールした。
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伊藤は今夏、ドイツ2部ハンブルガーSVから新加入。リーグ戦でもベンチ入りは果たしながら、なかなか出場機会には恵まれずにいた。チームメートの日本代表GKシュミット・ダニエルは正守護神の座を守り、負傷で出遅れていたFW鈴木優磨は現地時間21日に行われたリーグ第8節シャルルロワ戦(3-0)で初先発、初ゴールを挙げていた。そんななか、伊藤に出番が回ってきた。
後半28分、途中出場でピッチに立つと、持ち味のドリブル突破を披露。試合はスコアレスのまま延長戦に突入したが、最終的に2-0の勝利に貢献した。
森保ジャパン立ち上げ当初の昨年9月に初めてA代表に招集された東京五輪世代の22歳。今年6月に行われたコパ・アメリカ(南米選手権)のメンバー入りも果たしたが、ここまで国際Aマッチ出場はない。東京五輪、A代表へと夢を繋げるためにも待望のベルギーデビューだった。伊藤はクラブを通してこの一戦を振り返っている。
「チームに合流してから1カ月くらいデビューまで時間がかかって、早く出たいという気持ちはここ2週間くらい強くあった。そういった意味ではすごく嬉しい。僕が出たタイミングは0-0で、ただ『押せ押せ』の状況ではあったので、チャンスには顔を出していきたいなと思っていた。久しぶりの公式戦だったので、僕の中では自分の強みのドリブルはあまり出しきれなかったけど、デビュー戦ですし、ある程度自分を納得させて次の試合につなげていきたい」
自身の公式ツイッターでも「これからもっとチームに貢献できるよう頑張ります!」と決意を新たにした伊藤。この待望デビューをきっかけに、定位置確保へさらなるアピールを続けていくだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)