エースFWケイン流出にトッテナム会長が危機感 移籍金333億円に設定、全力慰留へ
トッテナムが序盤戦から苦戦、今季もタイトルなしならエースは移籍を希望?
昨季のトットナムはタイトル獲得まで、あと一歩のところまで迫った。今季は悲願のタイトル獲得を狙うがチームの調子が上がらずに、早くもタイトルから遠のいたと報じられている。ダニエル・レヴィ会長は今季も無冠だった場合、イングランド代表FWハリー・ケインの移籍は避けられないかもしれないと考えているようだ。移籍金を2億5000万ポンド(約333億円)に設定し、慰留に努めようとしていると英紙「テレグラフ」が報じた。
トットナムは昨季プレミアリーグで4位、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で準優勝の成績で終えた。国内カップ戦でも優勝には届かず、11シーズンにわたりタイトルから遠のいている。今季こそはタイトルを獲得すべくクラブは積極的に補強。しかし、リーグ戦では早くも2敗を喫し、CL初戦でもオリンピアコスに引き分けなど序盤からつまずいた形となっている。さらに、リーグカップでは4部相当のコルチェスターに0-0というスコアで、PK方式の末に敗退が決定。悲願のタイトル獲得に向けて苦戦が続く。
チームのエースであるケインは強くタイトルを欲する1人で、このままトッテナムが無冠に終わった場合、タイトル獲得の可能性が高いチームへの移籍を希望するのではないかと言われている。レヴィ会長はケインの流出を防ぐため、移籍金を2億5000万ポンド(約333億円)に設定したという。
これまでの移籍金史上最高額は、2017年にバルセロナからパリ・サンジェルマンに移籍したブラジル代表FWネイマールが記録した2億2200万ユーロ(約262億円)となっている。レヴィ会長はその天文学的な数字を上回る金額を設定して、レアル・マドリード、バルセロナ、マンチェスター・シティといったケイン獲得を狙うクラブを牽制する考えのようだ。
レヴィ会長はタイトル獲得の有無にかかわらずケインの慰留に全力を尽くす構え。ケインとトットナムの契約は2023-24シーズンの終了までとなっているが、今季終了後から移籍の話題で騒がれることになるかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)