岡崎慎司とレスター少年ファンの心温まる交流 マラガ“幻のユニ”購入に本人が反応
スペインメディアで話題 6歳のジョセフくんに父親がマラガのユニフォームをプレゼント
スペイン2部ウエスカの日本代表FW岡崎慎司は、今月4日に加入が正式発表されると、ここまでリーグ戦4試合に出場。直近の2試合では先発フル出場と、33歳の“侍ストライカー”は新天地でその存在感を徐々に高めている。そうしたなか、古巣レスター・シティの少年ファンが日本人FWの“幻のユニフォーム”をプレゼントされ、それに対し岡崎本人が反応したとしてスペインメディアで話題となっている。
岡崎は昨季限りで4シーズンを過ごしたレスターを退団。7月にスペイン2部マラガと契約したが、同クラブの財政面の問題によりリーグの選手登録ができず、公式戦に1試合も出場することなく契約解除となっていた。異例の事態となりながらも、同リーグのウエスカがすぐさま獲得を発表し、現在に至っている。
マラガでは「背番号23」を付けて戦う予定だった岡崎だが、そのユニフォームを着て公式戦のピッチに立つことはなかった。しかし、マラガの地元紙「マラガ・オイ」によれば、古巣レスターのサポーター親子がそのユニフォームを購入したという。
岡崎のマラガ加入発表を受けて、父親のサイモン・ウィルソン氏は7月31日に「ジョセフは誕生日まで待ちきれない。このユニフォームを手に入れるのを心待ちにしている。僕らはマラガへ旅行に行けるのを楽しみにしている」とツイート。息子ジョセフくんの誕生日プレゼントとして、岡崎のマラガのユニフォームを注文したという。
そして9月24日、ジョセフくんは6歳の誕生日を迎え、父親は「今日がジョセフの誕生日! 残念ながらマラガとの契約は散々な結果に終わった。その前に準備をしたのだが……。それでも彼は喜んでいて、今夜のレスターの試合で使える」と綴り、岡崎の名前と「背番号23」が入ったピンク色のマラガのユニフォームを着て笑顔を見せるジョセフくんの写真を投稿。これに岡崎も反応し、返信欄で「誕生日おめでとう! ジョセフ」と祝福していた。
思わぬ形でマラガで着るはずだった“幻のユニフォーム”が脚光を浴びたが、岡崎が今も古巣レスターで愛される存在であることが示される一件となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)