レアル“神童”ヴィニシウス、今季初得点で思わず“涙” 豪快ミドル弾に「夢見ていたゴール」

レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオール【写真:Getty Images】
レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオール【写真:Getty Images】

第6節オサスナ戦で8カ月ぶりの一撃 待望の今季初ゴールで2-0勝利に貢献

 レアル・マドリードのブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオールが、現地時間25日に行われたリーガ・エスパニョーラ第6節オサスナ戦(2-0)の前半36分に待望の今季初ゴールを決めた。ゴール後には感極まって涙を流した19歳は「自分を取り戻すのに長い時間がかかった」と初ゴールまでに苦悩があったことを明かした。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 ヴィニシウスは前節まででリーガ・エスパニョーラ4試合、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で1試合に出場していたが、いまだノーゴールだった。第5節セビージャ戦(1-0)は出番がなく、迎えた第6節のオサスナ戦で待望の瞬間が訪れた。
 
 0-0で迎えた前半36分だった。中央のドイツ代表MFトニ・クロースからのパスを左サイドで受けたヴィニシウスはペナルティーエリアの外、ゴール左斜45度の位置から右足を振り抜く。すると鋭いシュートはGKの手が届かないゴール右上隅に突き刺さった。

 圧巻のゴラッソを決めた19歳はその場に膝をつき、両手で顔を覆った。チームメートに囲まれて祝福を受けるなか、その目には涙が浮かんでいた。もがき苦しんだ末の今季初ゴールに思わず感極まっていたようだ。

 リーガで今年2月のアラベス戦(3-0)以来約8ヶ月ぶりのゴール。ヴィニシウスは「ついに夢見ていたゴールが訪れた」と待望の瞬間を振り返った。

「興奮しているよ。自分を取り戻すのに長い時間がかかった。昨季ほどハッピーではなかった。試合のなかでも難しい時間だったけど、僕はハードワークしていた」

 今夏の移籍市場ではブラジル代表FWネイマール(パリ・サンジェルマン)獲得のトレード要員に出されるのではとの報道もあったヴィニシウスだが、スーパーゴールで自身の価値を再び証明してみせた。

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