“持ってる男”南野拓実、激闘トドメの劇的弾 今季公式戦5点目「ラッキーパンチ」に称賛
オーストリアカップ2回戦でラピドと対戦、120分の激闘制す
オーストリア1部ザルツブルクMF南野拓実が絶好調をキープしている。オーストリアカップ2回戦で日本代表FW北川航也が所属するSKラピド・ウィーンと対戦。フル出場した南野は延長後半アディショナルタイム1分に劇的弾を挙げて、120分の激闘を制して2-1の勝利に導いた。途中出場したザルツブルクMF奥川雅也も奮闘した激闘の日本人対決に注目が集まっている。
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ザルツブルクで6季目を迎える南野は、シーズン開幕から好調を維持。リーグは開幕戦のラピド戦でもゴールを挙げるなど3得点し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)デビュー戦となった17日のベルギー1部ヘンク戦(6-2)では2アシストをマーク。9月の日本代表戦でも5日の国際親善試合パラグアイ戦(2-0)、10日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選ミャンマー戦(2-0)と2試合連続でゴールした。国際Aマッチを含めると、7月から公式戦6得点7アシストという状況で迎えた一戦だった。
ザルツブルクは後半5分、ハンガリー代表の18歳MFドミニク・ソボスライが先制点を挙げる。だが、同11分、ラピドに左サイドを突破されると、クロスを上げられ、そこに走り込んだ北川に押し込まれて移籍後初ゴール決められた。試合は振り出しに戻ると、そのまま延長戦へ突入。両者ゴールを奪えないまま、PK戦へ突入するかと思われた延長後半アディショナルタイム、ペナルティーエリア内で仕掛けたザルツブルクは、DFラスムス・ニッセン・クリステンセンがドリブル突破から中央へクロスを入れた。それに南野が咄嗟に反応。伸ばした左足で直接ゴールに押し込み、劇的な勝ち越し弾を決めた。
衛星放送「スカイ・スポーツ」オーストリア版は「日本人が至近距離のクロスを当てた――ラッキーパンチ」とし、「ペナルティーエリア内での混戦に向いている時、南野が決めた」と、土壇場での決定力の高さを称えている。
日本代表MFの活躍で勝利をつかんだザルツブルクは開幕から公式戦11戦負けなし(10勝1分)。南野はクラブで公式戦5点目を挙げ、その存在感は増す一方だ。森保ジャパンを支える24歳は、オーストリアの地で大暴れし続けている。