名将クロップがEL首位決戦でのスイスの凍りついたピッチを一喝 「他のスポーツだ!」
勝ち点1差でグループ首位突破に成功 故障者出ず安堵の表情
ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールはUEFAヨーロッパリーグ(EL)の敵地シオン戦をスコアレスドローで終え、グループB首位で決勝トーナメント進出を果たした。名将は寒さで地面が凍りつくシオンの劣悪な環境に「これでは他のスポーツだ」と痛烈に批判した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
2位のシオンとのアウェーゲームで敗れれば、首位の座を明け渡していた。勝ち点1差を守り、トップ通過を確定させたことについては朗報だが、指揮官は試合後、不満をぶちまけた。
「とても難しかった。あのグラウンドでは両チームともプレーするのが難しい。まず第一にしなければならないことは、チームが準備してきたことをしっかりと見せることだ。今日はベストなフットボールをすることができなかった。凍ったピッチで行われるスポーツは、他の競技だ」
さらに、名将は「私はとても満足しているよ。誰も負傷することなく、選手はみんな集中して試合に臨んでいた」と語った。エースFWダニエル・スターリッジら就任直後から故障者続出だっただけに、劣悪な環境や過密日程での戦いを無傷で乗り越えたことに、ほっと胸をなでおろした。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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